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福島第一原子力発電所の事故原因などを調査している東京電力の福島原子力事故調査委員会が
まとめた中間報告案は、「やむを得なかった」との表現が多用され、事故の拡大を
防げなかったことへの厳しい分析や反省の視点に乏しい。
政府の事故調査・検証委員会の調査で明らかになった機材の誤配など、
自社に不都合な内容や指摘は見あたらず、社内調査の限界を浮き彫りにしている。
東電が2008年春に出した津波の試算は、遡上高を今回の津波とほぼ同じ、
最大15・7メートルとし、同年12月に行った貞観津波(869年)をモデルとした
試算は最大9・2メートルとしていた。しかし中間報告案は、これらの試算を
「仮想的な『波源』を立てた試行的なもので、津波対策のベースになるものではない」と
一蹴した。
その一方で、土木学会が02年に出した「津波評価技術」に基づく、従来の想定である
津波の高さ5・7メートルについて、「確立された最新の知見に基づく想定」と強調し、
「今回のような大津波は想定できなかった」と結論付けた。
初期対応の遅れについては、とりわけ「自己弁護」と受け取れる見解が目立つ。
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