11/09/14 12:39:08.70
日本人は国際競争というキーワードに過剰な反応を示します。たとえばTPPにしても、
「自由化されたらすぐに日本の農業はやられてしまう」という感情論で騒いでしまう。
しかし、ではTPPに参加しなければ日本の農業は発展するんですか。
現在日本の農業従事者の平均年齢は65歳です。10年後には75歳になる彼らが
日本の農業を全面的に支えられるのですか?
今回の震災、原発事故を機に日本は沈むわけにはいかないんです。
むしろ復興を乗り越えて、国際競争に勝ち抜く強い日本にならなくてはいけない。
競争を避けるのではなく、自らその渦中に飛び込み、そして勝者となる国。
そういう日本を、私は一政治家としてつくっていきたいと思っています。
その考えの軸になるのは「自助、自律」です。自分を助け、自分を律する。
エネルギー政策にしても他の政策にしても、単なる感情論や二分論ではなく、
未来にわたっての時間軸の中で、何が日本の将来にとってベストな解答なのか、真剣に考え議論していく姿勢が大切です。
一国を担うリーダーとして相応しい人材は誰なのか。どの政党、どの政治家を信じるべきなのか。
皆さん、迷われることも多いでしょう。真のリーダーを見極めるにはポイントがあります。
その人が「政治家としてどこまでいいづらいことをいっているか」を見極めるのです。
政治家にとって一番簡単なのは、「できないことをできる」といい、「高いものを安い」といい、
「配れないお金を配る」と国民に約束することです。
反対に難しいのは、「できないことはできない」といい、「国民にも負担はかかる」と明言することです。
しかしその痛みをあえて「痛いですよ」と伝えながらも、「でもその先に自分はこういう社会をつくりたいんだ」
というビジョンをしっかり持っている人であれば、そのメッセージは必ず国民にも伝わります。
その姿勢が真のリーダーとしての器をはかる一つの指針となるのです。