11/09/11 10:26:41.42
また深刻な問題が浮上した。福島第1原発の制限区域から外に出た“高濃度セシウム汚染車両”が、
県外で大量の放射性物質をタレ流しているという。
新潟県で8月3日、ガソリンスタンド(GS)7カ所の汚泥から1キロ当たり最大9万ベクレルの放射性セシウムが検出された。
実はこれ「汚染車両をGSで洗車したのが原因」との見方がもっぱらなのだ。
とくに高い数値が検出された柏崎刈羽地域には、福島原発周辺から多くの被災者が避難してきている。
一時帰宅を認められた避難住民が、放置していたマイカーを持ち出すケースが続いていて、
車に積もり積もった放射性物質がGSで洗い流されているらしいのだ。
国は車両の持ち出し時に汚染のチェックをしているが、多くの専門家が呆れるほどの“ザル検査”だという。
一体、どうなっているのか。検査をしている原子力災害対策本部の現地事務所「福島オフサイトセンター」の担当者がこう言う。
「制限区域内の車両は、放射線の値が10万CPM以内なら持ち出せることになっています。
超えている場合は紙タオルで拭き取り、拭いただけで落ちなかった場合は、Jヴィレッジで水洗いをする。
それでもダメなら区域外に持ち出すことはできません。ただ、これまで検査した3930台のうち、
Jヴィレッジまで行った車両は20台もない。除染後は、すべてが区域外に持ち出されています」
問題は10万CPMという基準の甘さだ。一概に比較はできないが、シーベルトに単純換算すると、
10万CPMは「833マイクロシーベルト」にもなる。この数値は、国際基準の8倍近く甘いという。
結果的に、約4000台もの車両がチェックを素通りしてしまっているも同然なのだ。
ザル検査のせいで各地に放射性物質がまき散らされたら、車を持ち出した避難者がいわれのない非難を受けかねない。
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