【原発】福島原発は廃炉にできない 爆発した原発の廃炉の前例なし、技術的問題山積at WILDPLUS
【原発】福島原発は廃炉にできない 爆発した原発の廃炉の前例なし、技術的問題山積 - 暇つぶし2ch1:G(110911)φ ★
11/08/22 21:22:26.77
福島原発は廃炉にできない
2011年08月18日(木)13時08分
千葉香代子(NEWSWEEK日本語版記者)

(冒頭部略)

 前例のない事故を起こした福島第一原発には、今から廃炉に至るまでの過程にどんな専門家も答えを
知らない技術的難題が山積している。廃炉には、事故を起こさなかった普通の原子炉でも30年程度の時間が
かかる。原子力委員会は福島の廃炉に要する時間を「数十年」と評しているが、この「数十年」は限りなく
100年に近い、あるいは100年以上と考えたほうがいいかもしれない。

 福島第一は破壊の程度がひどいため、事故処理にはほぼ永遠と言っていい時間がかかるだろうと、京都大学
原子炉実験所の小出裕章助教は言う。チェルノブイリ原発の石棺のように巨大な構造物で建屋を覆った上、
作業員の被曝を避け、放射性物質が外に漏れ出さないよう監視しながらの作業が必要だ。「いま生きている
日本人は誰一人、その終わりを見ることはないのではないか」と、小出は言う。

(中略)

 廃炉で最も重要なのは、核燃料を取り出すことと、高濃度から低濃度まで放射能に汚染された廃棄物を
処理することだ。

 原発が冷温停止した後、放射線レベルが下がるのを何年も待ち、低濃度のものから徐々に解体して最後に
原子炉を撤去する。その際、染み付いた放射性物質を分離・分類し、不純物を取り除いた上、種類別に
まとめて密閉容器に閉じ込めなければならない。放射能を周囲に広げないための、原子レベルの超ハイテク
技術だ。

 だが爆発した原発の廃炉は、これまで誰も経験がない。86年に爆発したチェルノブイリは廃炉にできず、
今も放射能レベルが下がるのを待ち続けている。設置から40年を経てコンクリートが浸食され、石棺は
もはやボロボロの状態だ。

 普通に運転停止した原発であれば燃料棒を束ねた燃料集合体を取り出せば済むし、周囲の汚染も大した
ことはないと、かつて東芝で原子炉格納容器の設計をしていた後藤政志は言う。

 だが福島第一の場合は、大量の放射性物質が格納容器の外に漏れ出て、建屋内部が放射能まみれになった。
「もはや普通の廃炉という概念は当てはまらない」と、後藤は言う。燃料集合体は溶けてチーズのように
なり、どこに流れ出したかも分からない。周囲は壁まで放射能が染み付いている。この状態からどうやって
放射性物質を取り出すのか、もはや誰にも分からない。

 物理的な障害も少なくない。炉のふたに据え付けられている開閉用のクレーンは既に吹き飛び、金属製の
ふたそのものも熱で変形していると考えられている。ふたを開けるためだけに、専用クレーンを一から開発
しなければならない。

「福島は廃炉にできない」と、後藤は言う。英科学誌ネイチャーは先週、専門家の見解に基づく記事で、
数十年から場合によっては100年かかるとの見方を示した。損傷した燃料を含めて原子炉内の放射性
物質の除去に長い時間がかかることなどがその理由だ。記事は、放射能汚染の除去作業が2065年まで
続くチェルノブイリと似た状況になるだろうと指摘している。

(後略)

ソース NEWSWEEK日本語版
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch