11/08/20 00:17:58.33
深水黎一郎という推理作家のツイートが一部で話題になっている。
>フジテレビの件について。今回の一連の騒動で、これを機に今までわが国ではほとんどなされなかった、マスコミのあるべき姿を
>めぐる、活発な議論に発展すれば面白いと思っていたのに、何故かそっちの方向には向かっていないようだ。
…きわめてまじめな意見だし、文章は整っている。作家だから当たり前か。ハハハ。
しかし、いかんせん長い!全部で14回。それまでトータルで240回ほどだったのにわずか4日間でその2割に当たる57回も呟いている。
つまり、それほど言いたいことがたまっていたということか。
その発言がツイッター上で拡散され「言いたいことを代弁してくれてスッとした」と評判がいい。中でも「嫌なら 見なければいい」に
対する反論部分が受けているようだ。2番目のツイートに彼はこう書いている。
>その原因はフジテレビ擁護派の文化人や芸能人の論理が、幼稚極まりないことにある。「嫌なら見るな」これでは
>議論にならない。自由競争が成り立っている業界ならばこの論理でも通用するが、放送業界は違う。
全文を採録すればいいのだが、あまりにも長いので割愛し、私の読解力で彼の言い分を要約すると、<<<放送局は国から免許を
受けて電波を独占しているのだから、「嫌なら見るな」では議論にならない>>>ということのようだ。
…ビートたけしや岡村孝史が同じように「見なきゃいい」と発言したことで、この件はあちこちで議論になっているらしい。私はそれ以前
からそう言ってきたが、ほとんど“無視”状態だったのに。ハハハ。
電波を独占しているのだから「嫌なら見るな」は成立しない、というわけだ。この、自分の論理が“幼稚極まりない”とは思わないの
だろうか?
正確には“寡占”というべきだろうが、たとえ、独占でも、なおかつ“見ない”自由は視聴者の手にあることを忘れている。
電気・水道・ガス、医療、交通…ほかに手段がない、それがなければ命にかかわる、というものなら、好きでも嫌いでも“選択肢”は
ないが、テレビは明らかに違う。見なくたって「ただちに健康に影響することはない」のだから。
むしろ、嫌なものを見続けていればストレスがたまり、精神衛生上、きわめてよろしくないはずだ。
彼の長大ツイートを含めて、ネット上で「嫌なら見るな」に対する反対意見を読んだが、なるほど、と思うものはなかった。今でも私は
同じことを言う。“見ない自由”はあなたの権利だ。
テレビが一番困るのは、人が見てくれないこと。だったら、フジテレビに対する最上の抗議手段はリモコンの“8”を押さないことさ。
それなら、寡占だろうが独占だろうができることじゃないのだろうか。
(中略)
>・フジテレビは今回の騒動に対して、何らかの声明を出すべきだ
>・長文すみません。以上、売れないミステリー作家の独り言でした。
結局、超ロングなツイートを読んで賛同できたのはこの2点だけだった。
ところで、このツイートでも非難の対象になっているフジテレビだが、相変わらず、あきれるほど動きが鈍い。長くトップを走っている
ことで気が緩んでいるのではないか。タカをくくっているのではないか。繰り返すが、ネットを甘く見てはいけない。
心配を通り越して腹立たしい。その意味で21日の“デモ”に注目する。
7日の“散歩”の模様をyoutubeで見たが、明らかに数千人規模だった。社員や社外スタッフも歩く歩道上で“接点”が生まれる
可能性もある。のんびり構えている場合じゃないというのに、なんらかのアクションがあったという話は漏れてこない。
ま、一度“痛い目”にあって目を覚ますのもいいかもしれないが。
ソース(岩佐徹のOFF-MIKE) URLリンク(toruiwa.exblog.jp)