11/08/15 14:50:47.32
「日本最大の産業廃棄物」(08年度では約1億7611万t・日本全体の44%)である「汚泥」が、
福島原発の事故後、放射能に汚染されている。
そしてそれが「再利用」され、全国にバラ撒かれているという。
埼玉県戸田市にある下水道処理施設「荒川水循環センター」の竹迫浩幸・総務管理担当課長は顔を曇らせる。
「下水汚泥は、汚泥全体の半分弱を占め、1日約500tが発生します。それを脱水・焼却して灰にし、
体積は3%にまで減ります。そして従来は、その焼却灰をセメント会社がセメントの材料として引き取っていました」
その際、県がセメント会社に1t当たり1万5000~2万円の引き取り料を払う。
それでも、産廃の最終処分場に処分料を払うよりは安上がりになる。
「ところが、原発事故でこの予定が大幅に狂いました。5月13日に、汚泥1kgから
セシウム134と137を合わせて620ベクレル(Bq)を測定。焼却灰にして水分が抜けるとセシウムは濃縮され、
1万4200Bqにまで跳ね上がりました」
7月7日の測定でも、焼却灰からは7500Bqと、未だに高い値を維持している。
同じ問題は14都県の下水処理施設と浄水場などの365事業体で起こっている。6月9日、
千葉県の浄水場から1キロ5210Bqのセシウム検出。宮城県の浄水場では、
6月上旬で約3万2000Bq。神奈川県の下水処理施設では6月下旬に、
焼却スラグ(焼却灰を高温で溶かしてガラス化したもの)から1万3200ベクレル……。
どこの処理場も「このままでは溢れる!」と悲鳴を上げている。
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