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■日本とは異なる韓国のフライドチキン
コンビニストアで韓国料理のお弁当が発売になるなど、日本でも韓国グルメの人気は高まっている。しかしながらまだ日本では
あまり知られていないかもしれないが、実は本場韓国でかなりポピュラーなメニューとなっているものがある。それがフライドチキン
である。といっても、日本でのフライドチキンとはかなりイメージが違う。もちろん、日本でよく食べられているようなフライドチキンも
あるのだが、どこに行っても見られるのが、「ヤンニョムチキン」というものだ。
ヤンニョムチキンとは、コチュジャンや醤油、唐辛子、砂糖なども入ったヤンニョム(薬念)という甘辛くスパイシーな韓国風合わせ
調味料を和えたチキンのこと。日本にもチキン南蛮のように甘酢をかけたものがあるが、さらに濃厚な味わいを想像していただければ
と思う。
(中略)
そして、乱立したチキン業者がCMに使うK-POPアイドルたち。少女時代がCMに出ると、チキンの売り上げが急上昇。これを
皮切りに、KARA、ワンダーガールズ、T-ARA、IUといった人気アイドルがこぞってチキンのCMに出演したのだ。「アイドルはチキンの
CMに出演して一人前」とまで言われることもあるそう。筆者も韓国旅行の際に、少女時代のグッズ欲しさにチキンを購入したことが
ある(結局、グッズはすべて品切れ状態で何ももらうことが出来なかったのだが)。
■コリアンタウンでも大人気
閑話休題、新大久保に話を戻そう。韓国でのチキンブームを受けて、新大久保にも数多くのチキン専門店がオープンした。どの店も
それぞれの味を打ち出しており、盛況である。かなり小さな入り口の店でも、入ってみると満杯で並ばなければならない、などという
場合も珍しくない。
こういう時に便利なのが、新大久保から少し離れた店である。現在の新大久保はコリアンタウン観光のために訪れた人々が多いので、
どうしても利便性の高い新大久保駅から近い店にお客が集中しやすい。新大久保から右側に歩いたコリアンタウン側でも、人ごみを
抜けてしばらく歩けば、隠れた名店が短い待ち時間で入れるということがよくある。
「kayaチキン」はその一つだ。大久保通りをコリアンタウン側にかなり歩き、大久保図書館のあたりまで行く。このあたりは明治通りに
程近く、地下鉄を使う人であれば東新宿から来たほうがいいだろう。明治通り近辺まで来ると、人気店のチェーン店やかなりの優良店
でもさほど待つことなく入ることができるのだ。
実はこの取材の日も、とあるチキン店への取材を予定していたのだが、その店が満杯であったため、こちらの店にお邪魔したという
経緯。しかし、結果的にはこれが大正解だった。個人的な好みで言えば、新大久保のチキン専門店の中でも1、2を争う味だと
感じた。
この日頼んだのはヤンニョムチキンと塩味バーベキューチキンのセット。スパイスをたっぷりと効かせたヤンニョムチキンと、鶏肉本来の
味わいを大切にした塩味バーベキューチキンのコントラストが楽しめる。特にヤンニョムチキンは甘辛いヤンニョムの絡み具合と上から
かけられたナッツの香ばしさが絶妙で、サックリ揚げられた衣がこのヤンニョムに絡んでしっとりとしているのが最高だ。オーダーから提供
されるまでに多少時間がかかったが、店長さんはすまなそうにこれは注文を受けてから焼いているからであることを説明してくれた。
多少待たされたとしても、この味を堪能できるのであれば全く文句はない。この店では、さらにトッポキ(韓国の餅)をヤンニョムチキン
に混ぜるなどもしてくれるそうだ。新大久保から多少歩くが、食前食後の散歩と思えばそれもまた楽し。一度行ってみる価値のある店
である。
ソース(マイコミジャーナル) URLリンク(journal.mycom.co.jp)
写真=「kayaチキン」。ヤンニョムのチキンだけではなく、塩味バーべキュー味もオススメ
URLリンク(j.mycom.jp)
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