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韓国紙・東亜日報は十五日、北朝鮮で韓国との交渉や接触を担当した約三十人が銃殺などで
粛清されたと報じた。韓国政府筋の話という。
金正日（キムジョンイル）総書記の三男正恩（ジョンウン）氏の後継体制を固める権力闘争の
過程で軍部中心の強硬派が台頭した結果とされる。
同紙によると、約十人が銃殺され、約二十人は交通事故死、または行方不明という。
政府筋は「北朝鮮には韓国と対話する相手がいなくなった」と指摘。南北首脳会談開催を
狙い北京で五月に開かれた南北秘密接触について、北朝鮮が六月に暴露したのは、
強硬派が“融和派”を締め出した結果と分析している。
同紙は「昨年末に訪韓し、秘密接触したとされる北朝鮮の
柳敬（リュギョン）国家安全保衛部副部長も銃殺されたとの情報がある」と伝えた。
別の韓国紙は、不正蓄財を理由に柳氏が九十九発の銃弾で今年初めに公開処刑されたと報道。
韓国のネットメディア「統一ニュース」は最近、柳氏は「昨年十二月にソウルを
極秘訪問し五月の南北秘密接触の道筋をつけた」とし、融和派の筆頭格として紹介していた。
*+*+ 東京新聞 +*+*
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