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大手電機メーカーが今夏から、電子書籍を読む端末の最新製品を
相次いで発売する。
出版大手が新刊書の大規模な電子化を打ち出すなど、国内でも
本格的に電子書籍の市場が広がり始めていることが追い風となっている。
「チラよみ」機能
東京都内で9日まで開かれた電子書籍の展示会「国際電子出版
EXPO」は、出展社数が昨年の81社から150社に急増した。
各ブースでは、来場者が「端末に書籍データを取り込む方法は」などと
具体的に質問する姿が目立った。
パナソニックは、近く発売する電子書籍用端末(価格未定、重さ400
グラム)を出展。
スマートフォン(高機能携帯電話)より大きな7型のカラー液晶を備えている。
8月上旬に始まる楽天の電子書籍サービスに対応しており、購入前に
本文の一部を読める「チラよみ」機能が売りだ。
パナソニックの伊藤正男市場開発室長は「書店で本を探すような体験が
できる端末を目指した」という。
富士通と東芝は、4~6月に電子書籍サイトを開設しており、今夏に
新たなスマートフォンやタブレット型端末を発売する。
ソニーも、年内に電子書籍サービスに対応したタブレット型端末を売り出す。
端末の売れ行きを左右するとみられる電子書籍の点数は、国内の出版
業界が新刊本を中心に、増加に本腰を入れ始めている。
講談社は2012年夏までに、書籍やマンガなど著者の許可が取れた
全ての新刊を原則として電子化できる体制を整える。
新潮社は、著者の許可が取れ、技術的にも可能なものは原則として書籍
が出版された半年後に電子版も出版する方針だ。学研ホールディングスも
原則として全新刊の電子化を目指す。
規格統一の動き 課題だった電子書籍の規格を統一化する動きも出てきた。
ソニーは6月、楽天や紀伊国屋書店、パナソニックと電子書籍事業で提携
した。ソニーの野口不二夫デジタルリーディング事業部長は「どの端末でどの
本を読めるかが分かりにくかった。
垣根を取り払えば市場は拡大する」と、提携先を拡大する考えだ。
調査会社のインプレスR&Dによると、10年度の電子書籍市場は前年度
より13・2%増えて約650億円となった。
15年度にはその約3倍の2000億円規模に拡大するとみており、関連商戦
はさらに熱を帯びそうだ。(河野越男、福森誠)
(2011年7月11日 読売新聞)
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