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日系企業が山東省莱陽市で展開する広さ約100ヘクタールの無農薬農場。安全な農産品を作り、
中国のハイエンド市場におけるシェア拡大を目指しているが、この5年間、全く利益が
出ていないことから、地元農民たちの笑いの種となっている。新京報が伝えた。
日系企業が同市沐浴店鎮で経営するこの農場は同市政府と鎮政府から20年契約で借り受けた。
営業許可が下りたのは2006年。乳牛の飼育、トウモロコシ、小麦、イチゴなどの栽培が
行われている。完全な無農薬で循環型農業を展開。だが、1ムー(15分の1ヘクタール)あたりの
生産量は地元農民のわずか半分だ。そのため、地元では日系企業が土地を借りた目的を
危ぶむ声も。「資源の採掘か」「中国に食糧基地を作るための『占領行為』」といった声が
上がっている。
イチゴや牛乳は青島や上海などの大型スーパーに卸される。それぞれ相場より値段が高いが、
収支はこの5年間、ずっと赤字。こうした状況に地元農民たちは「わざわざ土地を借りて
何をやっているのやら」と笑いの種にしているという。
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