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福島第1原発事故で子供の健康不安が高まり、福島県内で幼稚園を休園・退園する
園児が増えている。各園では園内の放射線量を保護者に通知したり、屋内に砂場を
作ったりと不安の払拭(ふっしょく)に躍起だが、夏休みを機に休退園者が急増する
のではとの懸念も出ている。
福島市の私立みその幼稚園。昼食時間の正午すぎ、職員が園庭や保育室など
園内7カ所で放射線量の測定を始めた。同園は登園日の午前8時、同10時、
正午に測定し、数値を保護者にメールで知らせている。
細谷実園長(58)は「親の不安を少しでも和らげるのが目的」と説明。同園では
職員と保護者が一緒に遊具や側溝の除染を行ったほか、放射線に関する保護者向け
勉強会も開いた。細谷園長は「こうした取り組みを地道に続けたい」と語る。
福島県全私立幼稚園協会によると、県内の私立幼稚園の園児数は昨年5月1日時点
で約1万9200人だったが、今年4~5月末までに休退園した園児は1555人に。
同協会の森合義広事務局長は「原発事故収束の方向性が見えると安心感も出てくるのだが…」
と嘆く。
みその幼稚園でも、4月の新学期スタート時の園児数は83人だったが、
7月12日までに14人が退園。同日時点で4人が休園しており、休園児は8月には
14人まで増える見通しだ。
同園では今月中に、保育室へのエアコン設置や園庭の表土除去を終える予定。
費用の一部は公費で補助されるが、放射線測定器の購入代金など自己負担額は
総額約500万円に上る見込みだ。
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