11/07/12 18:47:31.24
日本英語検定協会が実施している実用英語技能検定(英検)を受験する小学生が増えている。2001年度の小学生の受験者数は約10万人だったが、10年度には約18万人に達した。
全体の受験者数が約297万人から約230万人と減っていることもあり、小学生の占める割合は3.41%から7.85%と2倍以上に。背景には、11年春からの小学5・6年生の英語必修化で英語が身近になりつつあることや、
帰国子女の受験が増えていることなどがあると見られ、上級レベルの合格者も目立っている。
合格率は大人と変わらず
10年度の小学生の合格率は、中学初級レベルとされる5級が85%、中学中級レベルの4級が62%、中学卒業レベルの3級でも56%。
全体の受験者の合格率はそれぞれ83%、71%、53%なので、決して大人に見劣りしない数字だ。
さらに、小学生の中には大学レベルに挑戦する受験者もいる。10年度は準1級が1738人、最難関の1級が188人。毎年、受験者の10%ほどしか合格しない1級だが、10年度には小学生188人中24人が合格した。最年少は9歳だ。
「帰国子女」+「読書好き」=1級合格
1級は語彙レベル1万5000~2万語とされ、内容も社会や経済、文化など社会人向けの幅広いテーマを扱っている。仮に問題文が日本語で書かれていたとしても、読むのが難しいと感じる小学生が多いだろう。
「小学生合格者は帰国子女がほとんどだと思います」と同協会担当者は話す。1級に合格した小学生を知る人たちはインターネット上で、帰国子女かつ「読書熱心」という特徴をそろって挙げていた。
「英字新聞を普段から読んでいる」「読書好きで、千冊以上の洋書を読んでいた」「とにかく本の虫。最近では物理学の本とか原書で読んでいます」と、外国で培った英語力に並外れた読書量があわさって、合格を勝ち取った人が多いようだ。
わからないことに対して強い興味を抱く子も多いらしく、英検1級を目指す英語スクールの子どもに「勉強っておもしろいの?」と尋ねると、「え、わからないことがわかるようになるっておもしろくない!?」という回答が返ってきたというエピソードが綴られていた。
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