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東日本大震災による死者と行方不明者の数は、これまでに合わせて2万891人となっています。
警察や自治体が精査を進めたところ、行方不明者が今後、大幅に増える可能性はないと
みられることから、今回の震災の犠牲者が明治三陸地震のおよそ2万2000人を
上回るおそれはほぼなくなりました。
警察庁によりますと、東日本大震災でこれまでに死亡が確認された人は、4月の余震による
死者も含めて、宮城県が9299人、岩手県が4582人、福島県が1600人など
12の都道県で1万5547人に上っています。一方、行方不明者は、宮城県で2807人、
岩手県で2247人、福島県で286人など6つの県で5344人で、死者と
行方不明者を合わせると2万891人に上っています。このうち行方不明者は、
最も多かった3月末には1万7000人を超えていましたが、警察や自治体が精査した結果、
避難先で無事が確認されたり、同じ人が二重に届け出られたりしていたケースなどが
判明したため、今は3分の1以下にまで減っています。警察庁は、今後行方不明者が
大幅に増える可能性はないとみていて、東日本大震災の犠牲者数が、大津波で
およそ2万2000人が犠牲となった明治29年の明治三陸地震を上回るおそれは
ほぼなくなりました。
*+*+ NHKニュース +*+*
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