11/07/04 07:35:48.15
「とんでもない人を総理大臣にしてしまった」「たしかに歴代最悪の総理だ」-。
民主党議員はこう言って頭を抱える。
しかし、首相・菅直人が「エネルギー政策は次期国政選挙の最大の争点」と語り
「脱原発解散」をちらつかせると、「菅だったらやりかねない」と恐れおののき、
遠巻きして菅批判を繰り返すだけになってしまった。
「解散をやれるならやってみろ!」と怒鳴り返し、菅に立ち向かう腹のすわった民主党議員はいないのか。
「百害あって一利なし 仙谷由人」
「感動した 菅どうした 安住淳」
「宰相不幸社会 読み人知らず」
国会内の民主党国対役員室に、習字の半紙に墨痕鮮やかに書かれたこんな書が一時張り出された。
6月27日に行われた菅内閣の人事で、それまで抑えに抑えていた不満がついに爆発した。
今国会の会期延長をめぐって、菅は忠臣の民主党幹事長・岡田克也、官房長官・枝野幸男の
信頼さえ失った。菅を支えているのは民主党内では防衛相・北沢俊美、副代表兼選対委員長・石井一、
党外では連立を組む国民新党代表・亀井静香(首相補佐官)の3人だけと言っても過言ではない。
この人事で最も批判を浴びたのは、参院議員・浜田和幸を自民党から引き抜き、総務政務官にすえたことだ。
浜田を引き抜いたからといって、参院での過半数回復にほど遠い。自民党の強い反発が容易に想像できたうえに、
浜田の選挙区は自民党の政策責任者である政調会長・石破茂の地元。約1年前の参院選で浜田が
初当選できたのは、石破が自分の選挙以上に熱心に運動したからだ。
これから赤字国債発行特例法案や再生可能エネルギー法案などの修正協議を始めなければ
ならないこの時期に、自民党、とくに石破の怒りを買うのは愚の骨頂だ。
民主党代表代行・仙谷由人(官房副長官)、国対委員長・安住淳が痛烈な批判の書を掲示したのは当たり前のことだ。
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