11/07/01 08:28:46.03
厚生労働省は、パートや派遣社員ら非正規労働者の待遇を改善するための政策を議論する有識者懇談会の初会合を
都内で開いた。非正規労働者は低賃金や不安定雇用といった共通の課題を抱えており、年内をめどに、必要な施策を
盛り込んだ報告書「非正規雇用ビジョン」(仮称)をまとめる。
会合で、樋口美雄・慶応大商学部長を座長に選出。出席者から「『非正規』はマイナスイメージが強いので新たな呼称を
考えたい」「若者が非正規化するかどうかは、卒業時の景気に大きく左右される。就職機会の公正化も議論すべきだ」などの
意見が出た。
総務省の調査で、平成22年平均の非正規労働者数は1755万人で、働く人の約34%を占める。パートや契約社員、
派遣社員など雇用形態はさまざまだが、賃金水準の低さや、景気が悪化すると解雇や雇い止めされやすいといった雇用の
不安定さが共通の課題。育児休業や有給休暇が取りにくく、雇用保険や健康保険、厚生年金の加入率も低い。
厚労省はこれまで、パートや派遣社員など雇用形態によって異なる施策を講じてきた。懇談会は今後、「非正規」に代わる
呼称などを議論する。
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)