11/06/22 22:00:31.38
フランスに輸出された静岡県産茶から欧州連合(EU)が定めた基準値(1キロ当たり
500ベクレル)を超える放射性セシウム1038ベクレルが検出された問題で、静岡県は
21日、前日に発表した御前崎市の製造業者が輸出した「玄米茶162キロ」との情報
が誤りで、正しくは同じ製造業者による「新茶135キロ」だったと訂正した。
県によると、農林水産省からの提供情報が誤りだったことが原因で、県は再度製造ルート
の特定を行い、22日にも業者が保管する新茶を用いて検査する方針だ。
セシウムが検出された新茶は、御前崎市の製造業者が、当初問題にされた玄米茶
と一緒に輸出したもの。業者は、複数の茶園で栽培した一番茶の荒茶を5月に県内の
工場から仕入れて製造したという。
国内での流通状況の調査中だが、県は「流通の可能性は少ない」とみている。
21日夕には玄米茶の検査結果が出たが、製茶1キロ当たりわずか66ベクレルで
基準値を大きく下回っていた。
県は「おかしな部分があるので念を押すことをしたが、農水省が間違いないということだった」
ため、玄米茶で検査を行ったという。しかし、農水省からは県に経緯の説明もなく、
国の誤報に県が翻弄(ほんろう)された格好となった。
国内に一報が伝わったのは18日。県が仏政府の正式な検査結果が記された書類を
入手したのは21日になってからだった。県の担当者は「土日曜には農水省と連絡が
付かないこともあった。情報が入るのもすごく遅い」とため息をつく。
22日にも業者が保管していた新茶で検査が行われ、同日中に結果が判明する見通し。
基準値を上回るセシウムが検出された場合、県はこの工場に出荷自粛などを求める意向だ。
一方、県内からのEU向けに輸出される県産品は17日現在で、食品添加物や調味料
など計493件。うち茶が356件と大半を占め、EUがすべての県産品に検査を求めれば、
すでに指定されている福島県や神奈川県など13都県に加え、14県目となり、
輸出県産品に放射能検査結果を添付しなければならなくなる。
さらなる風評被害も心配されるが、証明書を添えた方が消費者の信頼度が上がる
側面もあり、県内産業への影響は未知数だ。
産経新聞
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