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アジアでドラマとKポップ(K-pop韓国大衆歌謡)で始まった韓流が世界各地へ広がり、多様なジャンルの文化と韓国商品を
好む傾向が生まれるなど、連鎖反応が起きている。2003年、ドラマ「冬のソナタ」が日本で爆発的な人気を得て、「韓流」という
名を得た韓国文化は、今やインド東北部マニプル州の奥地の子どもたちもたどたどしい韓国語で「カムサハムニダ(ありがとうございます)」
「サランヘヨ(大好きです)」を言えるようになるほど、世界中をまたがる文化現象になった。
「ヤメちゃえいっそヤな事なんて、全速力回避せよ」ウズベキスタンの首都、タシケント東方大学2年生のベクジョドさん(20)は、
韓国ガールズグループ、少女時代の「ジー(Gee)」で一日を始める。携帯電話の目覚ましメロディーでこの歌を設定しておいたため。
ベクジョドさんは家族と朝食をとりながら、「SAMSUNG」のテレビで、ドラマ「善徳(ソンドク)女王」を見る。現在、ウズベキスタンの
ウズベク、オシュラル、タシケント、マルカズの国営テレビ4局は、韓国ドラマを先を争うように放送している。壁にかかっているLG電子
のエアコンからは涼しい風が吹いてくる。韓国の歌とドラマが好きになってから、電子製品も自然に韓国製を選ぶようになった。
ベクジョドさんのかばんには、ボールペン、ノートなど韓国産ファンシー用品が一杯入っている。午前の授業が終わったら、高麗
(コリョ)人に個人的に韓国語を教えてもらう。韓国語スピーチ大会に参加するためだ。彼の日常は「メード・イン・コリア」の商品で
満ちている。
2000年代序盤のドラマブームに続き、最近の韓流ブームはKポップが主導している。日本、中国、東南アジアだけでなく、北米や
欧州、アフリカ、南米でもKポップが親しまれている。ユーチューブのKポップ地図を見ると、シャイニーのリプレイ、2NE1の「lonely」
など、Kポップのミュージックビデオは、アフリカ最貧国のチャドと中央アフリカ共和国を除いた全域で親しまれている。文化体育観光部
の「10年コンテンツ産業統計」によると、音楽産業の輸出額は2005年に2227万ドルから2009年3126万ドル(約337億ウォン)
で4年間で71%が増えた。
このような韓流の広がりは、国のイメージ向上、ひいては韓国商品の輸出拡大につながっている。ロッテ酒類は韓流スターのチャン・
グンソクをモデルに立て、今年上半期、日本に缶マッコリを2400万本輸出し、目標量の40%を超過した。CJフードビルは、ドラマ
「チャングムの誓い」放送以後、シンガポールで韓国料理への関心が高まったことを受け、昨年、ビビンバチェーン店の「ビビゴ」を
当地で開店した。
競争者より遅れてスマートフォン市場に参入したLG電子は、韓流スターのイ・ミンホを広告モデルに起用して、シンガポールで
シェアを拡大することに成功した。
ソース(東亜日報) URLリンク(japanese.donga.com)