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日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月17日、赤外線天文衛星「あかり」の科学観測を終了すると発表した。
「あかり」は、赤外線による宇宙地図を作成するために、2006年2月22日に打ち上げられた。当初の目標寿命は3年だったが、5年以上にわたって運用が続けられていた。
「あかり」は5月24日に発生した電力異常によって電源のオンとオフを繰り返す状態におちいっていた。JAXAはこれまで観測継続に向けた努力を行ってきたが、通信や衛星の姿勢を制御することが困難となり、観測を続けることは不可能と判断した。
JAXAによると、今後は引き続き電力異常の原因を調査するとともに、確実な停波に向けた運用を行っていくという。最終的には高度を徐々に下げ、大気圏に突入させることを目指す。
「あかり」は打ち上げ以来、約130万天体に及ぶ「赤外線天体カタログ」を作成するなど、赤外線天文学における多くの成果をあげてきた。
赤外線天体カタログは、20年以上前にアメリカ、イギリス、オランダが共同で打ち上げたIRAS(アイラス)衛星によって初めて作られたが、あかりが作成したカタログはIRASのものに比べ5倍の規模となっている。
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