11/06/20 10:30:38.31
地震の前触れか???
岩手県と青森県の太平洋側でマダイが異常な大漁となっている。一部報道によれば、岩手県宮古市は6月に入って
漁業を再開。定置網を仕掛けたところ、2?3キロの大ぶりのマダイが多い日は3.5トンも取れた。
漁業を再開。定置網を仕掛けたところ、2?3キロの大ぶりのマダイが多い日は3.5トンも取れた。
例年6月は県全域でも1日にせいぜい10尾程度しか水揚げがないそうだ。
ふだんマダイがいない場所に大量発生したのはなぜなのか。同センターに問い合わせた。
「マダイが豊富な日本海側から移動してきたと思われます。日本海と太平洋の水温差によって、
津軽海峡から太平洋に流れる津軽暖流が勢いを増し、潮に乗ったマダイが三陸沖まで下りてきたのでしょう。
ほかにも理由はあるでしょうが、津軽暖流の速さが要因のひとつであることは間違いありません」
(同センター漁業資源部主任専門研究員の後藤友明氏)
青森県の太平洋側ではむつ市の大畑町で1日に1.9トン、東通村の尻労(しつかり)で1.5トンの豊漁が続いている。
「この数年、青森県の日本海側でマダイが増えています。量が多いため、一部が津軽海峡を抜けて
太平洋側に達したのではないでしょうか」(青森県水産総合研究所)
三陸沖ではマイワシも豊漁で、漁獲高が例年の17倍に激増したというから異常事態だ。
魚の大量発生で気になるのは地震との因果関係だ。過去、大地震の前に同じ現象が起きているからである。
吉村昭の「三陸海岸大津波」によれば1896年の6月、三陸沿岸地方はマグロとイワシ、
カツオが異例の豊漁で、そのさなかに「明治三陸地震」が発生したという。
この地震が高さ38メートルあまりの大津波を生んだことは説明の必要もあるまい。
同じような豊漁は1856年(安政3年)の地震でも起きた。魚の大量発生は地震に結びついているのだ。
岩手、青森の両県とも「マダイの豊漁と地震は関係ありません」と否定するが、どうなのか。
武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏(地震学)が言う。
「魚と地震の因果関係は科学的に証明されていません。ですが魚は小魚が発する電流をキャッチしてエサにする。
恐ろしいほど電流に敏感なのです。そのため海底の岩盤がずれて発生した電流を感じ取り、エサだと勘違いして近づいた可能性もある。
マダイの豊漁は地震や津波の前兆であるかもしれないのです」
「豊漁でマダイが安く食える」などと喜んでる場合じゃないのだ。
URLリンク(news.www.infoseek.co.jp)