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収束の兆しさえ見えない福島第一原発の事故。放射線汚染の範囲は拡大し、避難区域の外側でも、
子どもの健康被害を不安視する声が目立ち始めた。
しかし体調不良と放射線の関係には分からないことが多い。
それだけに親たちは疑心暗鬼で苦しむ。子どもたちを守るために今、できることとは-。
「上の子が一週間ぐらい毎日大量に鼻血が出続けていたので心配で・・・
下の子も、時期は違うけれど、やはり一週間ぐらい鼻血が出て」
思いつめた表情で母親(39)が医師に相談していた
NPO法人「チェルノブイリへのかけはし」が12日福島県郡山市で開いた医師による無料問診会。
放射線被害を心配する親子連れ計50組が参加した。同市は福島第一原発から約50㎞。
この親子の場合、震災後いったん埼玉県内に避難したが、3月下旬に郡山市に戻った。
すると小学校1年生の長女(6)が4月上旬から3週間、鼻血が出続けた。
このうち一週間は両方の鼻から大量に出血。耳鼻科で診察を受けたが、「花粉症では」と言われた。
「花粉症なんて初めて言われたし、普段は滅多に鼻血は出さないんですけど・・・」と母親は言う。
長男(2)も4月下旬から5月に鼻血を出し続けた。
診察した小児科の橋本百合香さんは「放射線被害かどうかは判断できないがひとまず小児科で血液検査をして
白血球を詳しくみてもらって、記録を残すことが大事」と助言した。
母親によると、小学校ではクラスの1割が避難していなくなった。
次々と転校するので新入生には出席番号が付けられていない。
放射性物質が濃縮されやすい牛乳を給食で出すかどうか、学校ごとに対応が異なる。
「うちは保護者の選択制。娘が仲間外れにされたくないというので、今は飲ませています」
福島市から4カ月の長女咲空ちゃんを連れてきた平中昭一さん(40)は
「症状は出ていないが二十四時間不安で、外出を一切させていない。
自衛といってもどうしたらいいのか」と苦悩の表情。
生後他人を殆ど見た事がないという咲空ちゃんは記者が近付くとおびえた。
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