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東京都大田区の下水処理施設内の空気中から、毎時約2・7マイクロ・シーベルトの
放射線量が検出されていたことが、都の調査で分かった。
計画的避難区域の福島県飯舘村の放射線量と同程度で、文部科学省によると、
都内でこれほどの放射線量が検出されたのは初めて。
放射性物質を含む汚泥の 影響とみられるが、都は「検出場所は屋内。敷地の境界では問題なく、
誤解を招く恐れがある」とし、調査結果を公表していなかった。
都によると、この施設は都下水道局の「南部スラッジプラント」で、都内2か所の
下水処理場で発生した汚泥を集めて焼却し、灰を東京湾に埋め立てるなどしている。
都の5月の調査では、この施設の焼却灰から1キロ・グラム当たり1万540ベクレルの
放射性セシウムを検出していた。
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