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東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市で4日午前、ワカメの養殖作業が、
県内のトップを切って再開された。
来年1~4月に収穫される。
全国有数の産地である宮城、岩手両県沿岸のワカメは「三陸ワカメ」のブランドで知られる。
津波で養殖施設は壊滅したが、湾内のがれきを撤去していた漁師が胞子の入ったメカブを
海底から採取し、養殖再開にこぎ着けた。
この日は、胞子を付着させる養殖ロープにメカブをくくりつけ、
沖合1・5キロ・メートルの水深約3メートルに設置する種付け作業が行われた。
宮城県漁協気仙沼支所ワカメ部会の小野寺清繁会長(61)は「ワカメ養殖復活の第一歩。
気仙沼が元気であることを全国の人に伝えたい」と張り切っていた。
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