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【台北・佐伯浩之】台湾当局は、中国人観光客の個人旅行を6月中にも解禁する方針を固めた。
台湾メディアが3日伝えた。8日から台湾を訪れる中国側窓口機関幹部と台湾側の会議で決定する
見込み。これまで団体旅行しか認めていなかった。
馬英九政権は、中国と経済協力枠組み協定(ECFA)を結ぶなど関係強化を進めているが、個人
旅行の解禁で中国の経済的影響力がさらに強まるとみられる。
個人旅行解禁の対象となるのは北京と上海、アモイの居住者で、一定の財産を持つ20歳以上と
18歳以上の学生。1日500人以内に限定する。
台湾交通部(国交省に相当)によると、2008年7月に団体旅行を解禁して以降、中国人旅行者は
年々増加。10年は約163万人となり、訪問者数で長年1位だった日本(約108万人)を抜いて初めて
トップとなった。
ソース 西日本新聞 2011.6.3
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