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☆【プロ野球】統一球だけじゃない。猛虎打線が陥った負の連鎖☆
昨年は47本塁打、117打点をマークしたブラゼルだが、今季はここまで3本塁打、12打
点と苦しんでいる(5月25日現在)
今季の阪神があまりにもおかしい。開幕前には、大言壮語を嫌う真弓監督ですら「故障
者が出ない最高のキャンプを過ごせた。今までになく手応えを感じて開幕に臨める」と
語るほどの戦力だった。ところがいざスタートしてみれば打てず守れず、気がつけば最
下位を争う事態に。地元テレビ局の関係者も「去年までなら2ケタ数字は間違いない中
継の視聴率が、交流戦では2%なんて試合も出始めました。最悪です」とため息をつく。
なかでも、深刻なのは不振を極める打線だ。97得点はリーグ最下位(5月25日現在)。
交流戦でも3試合連続完封負けを喫するなど、37イニング連続無得点を記録。飛ばない
統一球の影響は他のチームでも言われることだが、こと阪神においては“直撃”だった。
チーム関係者が言う。
「なによりブラゼルです。去年まではレフトに流してもホームランが出るコツを身につけ、
率も上がった。でも今年は飛ばそうと意識しすぎるあまり、引っ張り専門のスイングに逆
戻りしてしまった」
ホームランだけでなく打率も残し、打点を稼いでいたのがブラゼルの良さだったのだが、
その打率も昨年の今頃と比べれば、なんと1割もダウン。また、昨年ブラゼルとともにチ
ームを支えたマートンにいたっては、統一球の影響ではなく、思わぬ理由で成績が急降
下しているという。
「昨年の好成績のおかげで、メジャーから今オフ復帰の確約をもらっているらしいんです。
そのためメジャーで対応できるよう、一発も打てるスイングに変えて、粗さが目立つように
なった。そもそも去年の阪神の好調は、両外国人打者が牽引して生まれたもの。ふたり
が打てなくなったことで、打線全体が狂ってしまった」(トラ番記者)
4番の新井貴浩は、後ろを打つブラゼルの不振で力みが目立ち、スイングのシャープさ
を失った。また、「オフに手術した膝が完治せず、騙し騙しプレイしている」(トラ番記者)と
いう城島健司の不振も大きい。
さらに、主軸の鳥谷敬も右手人指し指を負傷し戦線離脱。そのため江草仁貴を出して西
武から黒瀬春樹を補強した。しかし、「黒瀬は(前田)大和あたりが復調するまでの、いわ
ばスペア。チームとして浮上するためのカンフル剤までは期待できない」と、チーム関係
者はクールに言い切る。結果論ではあるが、小林宏の見返りに出した高濱卓也が残って
いれば、まだ救いはあったかもしれない。いずれにしても、負の連鎖を断ち切ることがで
きず、こうした状況を招いてしまった。
(>>2以降に続く)
[2011年05月26日(木)]
▽ソース:WEB SPORTIVA
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▽画像:ブラゼル
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