11/05/24 07:41:59.72
週末に、李明博韓国大統領と温家宝中国首相が来日し、被災地を訪れ、
日本に対して心温まるお見舞いの言葉を投げかけた。この外交成果に気をよくしたのか、
菅首相は満足げである。そして、24日にはサミット参加のためフランスへ向けて飛び立つ。
外交のパフォーマンスで、危機管理の失敗を覆い隠そうとしている。
しかし、国際社会が菅内閣を見る目は極めて厳しいと言わざるをえない。
放射能汚染水の海洋投棄などは世界の顰蹙を買っているし、
情報公開の不徹底さは世界中を不安に陥れている。
これから、政府や東京電力による情報隠蔽や情報操作の実態が次々と明らかになっていくであろう。
そして、原発事故現場の作業員の人命軽視も問題となっている。
菅首相がサミットの場で有頂天になってはしゃいでいる最中に、
危機管理の致命的失敗を証明するデータや情報が次々と出てくる可能性がある。
それは、危険な場所で命がけで働いている作業員たち、日々まともな指示もないまま
漂流船の乗組員の心境で働かされている公務員たち、今なお必要な支援が届いていない
被災者たちの我慢が限界に近づいているからである。
日本がもし民主主義国家でないならば、国民の恨みを買っている指導者は
海外旅行中に寝首をかかれ、次のリーダーによって国外追放にされて、
帰国できず亡命ということになる。菅首相は、日本が民主主義であることに感謝せねばなるまい。
しかし、本人には、そんな想像力を働かせるだけの資質などないわけだから、
このような文章を書くだけ無駄なのかもしれない。