11/05/21 23:30:51.05
東京電力福島第1原発への海水注入が菅直人首相の「聞いていない」発言により中断したとされる問題で、
政府は21日、打ち消しに躍起となった。細野豪志首相補佐官は「事実に基づかない」と反論したが、
過去に発表した政府資料を都合良く訂正しており、むしろ疑念を深めたといえる。
自民党は週明けから国会で徹底追及する構え。
細野氏は21日夕、都内の東電本店で開かれた政府・東電統合対策室の記者会見で経緯を説明した。
それによると、首相は3月12日午後6時に始まった政府内協議で「海水注入で再臨界の危険性はないか」
と聞いたところ、原子力安全委員会の班目春樹委員長が「危険性がある」と指摘したため、
ホウ酸投入を含めた方法を検討した。
東電は午後7時4分から1号炉でホウ酸を入れない「試験注入」を始めたが、
官邸の指示を待つために同25分に注入を停止。首相が海水注入を指示したのは同55分だったとしている。
細野氏は、東電の試験注入について「原子力安全・保安院には口頭で連絡があったが、官邸には届かなかった。
首相が激怒することもない」と首相の関与を否定。過去に公表した政府資料に「午後6時の首相指示」との
記載があることについては「『海江田万里経済産業相が東電に海水注入準備を進めるよう指示した』
と記述するのが正確だった」と訂正した。
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