11/05/19 17:09:43.52
東京都江東区亀戸の住民にはギョッとするニュースだった。
福島原発事故の影響を調べようと、近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)らが、
4月10~20日にかけて東京都の4地点などの土壌サンプルを採取。
地表から1センチの濃度の高い部分を土壌サンプルとして調査した結果、
亀戸のある地点で採取した土壌から高い数値が出たのだ。
放射性セシウムの濃度が1キロあたり3201ベクレル。
これは福島市の9分の1程度だが、福島原発に近い茨城県神栖市(455ベクレル)や
千葉市(358ベクレル)よりも高かったのだ。
どうして、こんなことになるのか。あらためて山崎教授に聞いてみた。
「ビル風など気流の関係や地形が影響し、放射性物質が空気中で均一に飛散していないからだとみています。
おそらく放射性物質の濃度の高い雲のようなかたまりが飛んでいる可能性があり、
そのかたまりの飛来した地点の数値が高くなります。
軽井沢でも1500ベクレルと高い数値が出ました。どんな風が吹いていたか、
運によるところはある。また今回の調査は、各地点2カ所で測っているのですが、
江東区亀戸の場合、ある地点では3201ベクレルでしたが、そこから300メートル南に離れた地点では1300ベクレルでした。
近い場所でも濃度が違うということは、細かくサンプルを採らないと状況がわからないということでもあり、怖い。
きめ細かく測ると、もっと濃い地点はあると思います」
福島から300キロ離れた神奈川県南足柄市のお茶の葉から、国の暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を
超える放射性セシウムが検出され、問題になっている。
やはり、こういう風の流れや雲のようなかたまりの飛来があったのだろう。
東京都は原発事故後、土壌の分析はしていない。地表1センチのサンプルだから単純比較できないが、
亀戸から出た数値3201ベクレルは、かなり危険な数値だ。石原知事はいつまでも選挙疲れ休養をしている場合じゃないだろう。
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