11/05/17 12:56:56.93
浜岡原発の稼働が全面的に停止した。この結果を受けて、マスコミ各社が週末に世論調査を行った。
これらの世論調査の結果をまとめてみると、浜岡原発全面停止の決定は評価するものの、
その決定のみで菅首相のリーダーシップの欠如を挽回できるわけではなく、
依然として国民の不信感は強い。できれば、なるべく早く退陣してもらいたいというのが、国民の率直な気持ちであろう。
大震災からもう2ヵ月が経った。しかし、復興のための施策の実行は、遅々として進まず、
現地からは不満の声があがっている。しかも、福島第一原発事故の収束が見えない。
一号機では、炉心のメルトダウンが起こっていたことが判明した。そのことは本当に、
この時点まで分かっていなかったのか。枝野官房長は、メルトダウンはありえないと明言していたのではないか。
私が繰り返し要求しているように、情報公開を徹底すべきである。
政府が情報を隠匿しているのではないかと国民が思うようならば、その政府による危機管理は失敗する。
先日は、福島第一原発から300Km以上離れた神奈川県のいくつかの市町村で
栽培されているお茶の葉から、基準値以上のセシウムが検出され、出荷停止、回収の騒ぎとなった。
神奈川県でそうならば、千葉県、埼玉県、東京都などでも、調査すれば農産物や海産物から、
基準値を超える放射性物質が検出される可能性がないとはいえない。補償を含めて、この問題への対応も大きな課題である。
菅内閣の問題点が、情報公開の不十分さ、会議や組織の乱立であることは、
私は、参議院予算委員会でも指摘した。それに加えて言えば、まず菅首相は思いつきで物事を決めすぎる。
しかも、その思いつきたるや、「お友達」との雑談の中でひらめくというのだから、始末におえない。
それは、一国の指導者が実行すべき政策決定ではない。せいぜい茶飲み友だちや学生サークルの遊び事の決め方である。
法の支配の下でどのように民主主義を貫くかは、ルールを守ること以外にない。
ルールがないのに勝手に組織を作ったりするのは、独裁者のやることである。
そもそも左翼の運動家に、そのような民主主義のルールを守れというほうが無理であろう。
重要な決定を下すときには、お友達の意見を聞くのもよいが、自分と全く反対の意見を
持つ専門家の声に謙虚に耳を傾けることは鉄則である。
民主主義は多様な価値観を尊重する。そして、一国のリーダーは、多様な意見を踏まえた上で、
最後は自分の責任において決断を下すのである。
しかし、菅首相には、そのような民主主義政治のリーダーとしての基本的資質が備わっていない。
「自分は原子力に詳しい」といった奢りからは、反対意見を尊重するような謙虚さは生まれない。
原発事故収束の見通しすら全くたたないのに、6月の会期末で国会を閉じようなどというのは、
国会での追及を逃れたい一念の権力亡者の考えることである。しかし、野党としても打つべき手を考えあぐねているのが現状である。
今の政局は、中だるみ、どん詰まり状態になっている。(抜粋)
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