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☆足柄茶生産者「怒りどこにぶつければ…」6市町村で出荷できず☆
[2011.5.13 23:04]
神奈川県南足柄市で採取した「足柄茶」の生葉から暫定基準値を超す放射性セシウム
が検出された問題。13日に新たに県内5市町村で基準値を超すセシウム検出が判明
し、一番茶を出荷できなくなったのは6市町村に広がった。生産者ら関係者の間からは
憤りや不安の声が上がった。
県によると、足柄茶を生産する16市町村のうち、基準値を超えたのは6市町村。測定値
は、南足柄市1キロ当たり550~570ベクレル▽小田原市同770~780ベクレル▽愛
川町同670ベクレル▽真鶴町同530ベクレル▽湯河原町同680ベクレル▽清川村同
690~740ベクレル-だった。
一元出荷を行う県農協茶業センター(山北町)の石渡哲也支配人は、損害額について「今
後、詳しく調査する」とした上で、一番茶の集荷量の生産金額3億~4億円のうち2、3割と
想定し、「補償は求めていきたい」と述べた。
同センターは、暫定基準値を下回った10市町の足柄茶については、出荷する方針。生産
量の40~50%を占める主産地の山北町が下回っており、松田町や開成町など周辺も含
めると、一番茶の荒茶ベースの生産量120トンのうち60~70トンが出荷可能という。
石渡支配人は「1年間の主な収入は一番茶。基準を上回った産地の方は、極端にいえば一
年間の収入を失ったことになる。その思いを、どこにぶつけたらいいのか」と憤った。
約550戸の生産農家のうち、基準値を超した6市町村が2~3割を占めるといい、「専業農
家の方と話すと、涙して『どうしたらいいんだよ』と言っておられた。いまできることはないか
と取り組んでいる。風評被害から守りたい」と農家の苦境を訴えた。
同センターによると、南足柄市で基準値を超す放射性セシウムの検出が判明した11日ま
でに出荷された足柄茶は513キロ。このうち、350・5キロは販売を止めることができたと
いう。すでに出荷された足柄茶について、県は「数回、飲んでも健康に影響はない」として
いる。
県は3月21日からホウレンソウなどの県内農産物の放射能濃度を測定しているが、最近
は不検出が続いていた。今月12日に南足柄市で採取したホウレンソウを民間分析機関で
検査したところ、放射性物質のヨウ素とセシウムのいずれも検出されなかった。県は「安心
して食べていただきたい」としている。
▽ソース:MSN産経
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
▽画像:足柄茶からの放射性物質検出を受け、県は生産者を対象に説明会を開いた
URLリンク(sankei.jp.msn.com)