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☆自分の土地の昔は何?…震災で古地図閲覧急増☆
さいたま市の埼玉県立浦和図書館で、これまで一部の愛好家にしか関心を持たれて
こなかった明治初期の古地図を閲覧する利用者が急増し、関係者を驚かせている。
同県久喜市南栗橋地区で起きた液状化現象がきっかけで、「自分の住む土地が昔、
何に使われていたのか調べたい」という問い合わせも相次いでいるという。
同図書館には、約2100冊の古い住宅地図や、地形図500枚以上が収蔵され、中に
は、明治13~19年(1880~1886年)の関東地方を扱った「迅速測図」の復刻版があ
る。日本軍がフランス式の測量方法を使って初めて作製した2万分の1の正確な地図で、
沼や川、水田、住宅など土地の用途が水彩で色分けされ、風景の挿絵も描かれている。
明治16年の迅速測図を見ると、液状化現象の起きた久喜市南栗橋地区周辺は、水田
を示す黄色に塗られた部分が多い。一部に「葦(あし)」の文字が記入され、水色に塗られ
た地域もある。その後の住宅地図からも、区画整理で宅地化が始まった昭和58年頃ま
では、水田が多かったことが分かる。
浦和図書館には震災後、男性利用者が「久喜市内の歴史が知りたい」と明治期までの
地図を調べたほか、電話での問い合わせも増えているという。「古い住宅地図がこんなに
一般の利用客からも見たいと言われるのは初めて」と司書の飯村はるかさん(42)も驚い
ている。
館側もこうした要望に応え、震災関連資料を2階ロビーにまとめた。古地図の他にも、液
状化しやすいエリアや活断層を示した地図、ボーリング調査で分かった地層について取り
上げた本など約70点も展示されている。5月8日まで。
埼玉大の桑野二郎教授(地盤工学)は「地盤は今の住宅地図だけみても分からないこと
が多い。古い地図は昔の地形がわかり、地盤の参考になる」と話す。
[2011年4月28日]
▽ソース:読売新聞
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
▽画像:利用者の求めに応じ、古い地図を調べる飯村さん(右)=県立浦和図書館で
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