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まさかの友は真の友という言葉が合っているなら、台湾は日本の友になる資格がある。 史上最悪の大地震に苦しむ日本を支援
するのに最も積極的な国が台湾であるからだ。
日本の時事週刊誌「週刊新潮」最新号によると、東日本大地震と関連した寄付金で世界1位の国が台湾だ。 3月11日の
大地震から1カ月間、台湾人の寄付金は110億2000万円(約1466億ウォン)で、米国人の寄付より多いという。 同誌は
「日本人は台湾からの寄付に驚いている」とし「台湾人こそ苦しい時に助けてくれる真の友であることを知った」と報じた。
日本外務省のホームページに入ると「東日本大地震関連情報」が出てくる。 英語・中国語・韓国語の3言語で大地震と関連
した各種情報を提供している。 世界136カ国からの支援内訳も詳しく紹介されている。 しかしこれだけを見ても、どの国がいくら
支援したのか正確に知るのは難しい。 寄付金額は一つひとつ明らかにするが難しい側面がある。 喪主が香典を公開することは
できないものだ。
米国の募金額が1億5000万ドルを超えたという先月29日付のワシントン発外信報道もあるだけに、台湾の寄付額が実際に
米国を上回ったかどうかは確実でない。 しかし台湾の対日支援の雰囲気が他国とは比較にならないほど熱いことは確かだ。
人口が米国の10分の1にもならない国が米国とほぼ同じ規模の寄付をしたのだから。
3月11日の大地震が発生すると、台湾人はわが身のことのように動いた。 400トンの救護物資を真っ先に送ったのも台湾だった。
与野党の国会議員とともに一日分の俸給を寄付した馬英九総統は自らテレビの募金生放送に出演し、日本支援を呼びかけた。
台湾CTS放送が進行した生放送には100人余りの芸能人が参加し、4時間で7億8000万台湾ドルの寄付金が集まった。
結婚祝い金全額を寄付した俳優もいた。 台湾政府の集計によると、今月12日現在の寄付金は40億1000万台湾ドルで、
うち91%の36億5700万台湾ドルは一般人が赤十字など9民間団体を通して出した。
(中略)
朝鮮と同じく台湾も日本の植民地だった。 日清戦争で敗れた中国が下関条約で台湾を日本に割譲した1895年から、日帝が
敗亡した1945年までの50年間、日本の支配を受けた。 私たちより長い植民統治を経験したが、日本に対する感情は私たちとは
違う。 反日情緒は強くない。 占領初期に一部の抵抗はあったが、韓国の「三一運動」のような組織的、全国的な抵抗はなかった。
国を奪われたという認識より、支配階級が中国大陸の本土人から日本人に変わっただけだという認識が強かった。 漢陽(ハニャン)
大比較歴史文化研究所のムン・ミョンギ研究教授は「『犬が去って豚が来た』という言葉があるほど、日帝に続いて台湾を統治した
国民党政府に対する台湾人の反感は強い」とし「これが日本支配に対する錯視効果を起こした側面もある」と話す。
東日本大地震後の1カ月間、韓国では588億ウォン(約45億円)の寄付金が集まった。 他国を支援するために集めた寄付では
歴代最高額だ。 元日本軍慰安婦女性までも募金に賛同した。 独島(ドクト、日本名・竹島)を日本の領土と記述した日本の歴史
教科書問題さえなければ、もっと多くの寄付金が集まっていた可能性が高い。 韓国は台湾のように日本の世話になったこともない。
人の痛みを自分の痛みと考える純粋な人道主義的な同情心以外には説明できない。
友情を金額で表すことはできない。 重要なのは金額ではなく、その中に込められた気持ちだ。 恩を返す気持ちが大切であるように、
苦境に陥った人を助ける純粋な気持ちも大切だ。 韓国と台湾が集めた寄付金それ自体は、実際には日本にとって重要なものでは
ないかもしれない。 なくても変わらないものかもしれない。 日本が心より感謝するべきことは、かつて植民地だった両国の国民が見せた
友情だ。 今は日本が友情で応える番だ。
裵明福(ペ・ミョンボク)論説委員・巡回特派員
ソース(中央日報) URLリンク(japanese.joins.com)