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今回の東日本大震災で「安全神話」が崩壊した日本の原発。
現在、日本では17の原発が稼働中(福島第一原発を除く)であり、
これらの安全基準は過去に発生した地震・津波の文献を基に設定されている。
だが、「想定外」の自然災害に見舞われたら―。以下の3つの原発は、
大地震を引き起こす活断層が近くに存在する、「注意すべき原発」である。
●東京電力「柏崎刈羽原子力発電所」(新潟県柏崎市・新潟県刈羽郡)
●四国電力「伊方原子力発電所」(愛媛県西宇和郡)
●中部電力「浜岡原子力発電所」(静岡県御前崎市)
今もっとも危険視されている原発。東海大地震を起こす可能性が高い震源域のほぼ真上に建設されたことから、
2002年4月に静岡県と全国の住民約1000名が運転差し止め訴訟を起こした。
また、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教のシュミレーションによれば、同原発で事故が起こった場合、
風が首都圏方向に吹けば200万人が死亡する結果になったという。
しかも、班目春樹原子力安全委員会委員長は浜岡原発訴訟に際して「地震による停電時に
非常用発電機が2台とも起動しないことは想定しない。割り切れなければ設計はできない」と証言。
だが、今年3月22日の参院予算委員会でこの発言を追求され「割り切り方が正しくなかったことは十分反省している」と
原発の設計に非があることを認めた。[1976年、1号機営業開始。現在、3~5号機の3基が稼働中]
今後、日本の原発開発はどういった方向に進んで行くべきなのか。元東芝・原子炉格納容器設計者の後藤政志氏は、こう訴える。
「私は原発の設計をしてきましたが、地震がこれだけ多い日本が原発に依存するのは危険。
すぐに全部を止めるのは無理にしても、原発依存率を下げるというベクトルを決め、
ハイリスクの浜岡原発などから順次止めていくべきでしょう」 (抜粋)
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