11/04/03 09:12:59.76 BE:1097347384-PLT(12556)
東日本大震災の大津波で、世界一深い防波堤としてギネスブックにも認定されている
岩手県・釜石港の防波堤が破壊されたのは、コンクリートブロックのすきまに
発生した強い水流で基礎部分が削られたのが引き金になったことが、港湾空港技術研究所の
分析で明らかになった。
ブロックの倒壊は徐々に進んだため、防波堤がない場合と比べると、市街地への浸水を
6分間遅らせる効果があったという。
2009年に完成した湾口防波堤は全長約2キロ。防波堤としては世界最深63メートルの
海底に基礎の石材が置かれ、その上に幅30メートルのブロックが並ぶ。ブロックは
海面から約6メートル出ており、高さ5・6メートルの津波から街を守るよう想定されていた。
同研究所では、沖合20キロの波浪計で観測した津波波形をもとにコンピューター解析し、
現地調査の結果とともに破壊過程を推定した。最初に到達した高さ10・8メートルの
津波は、防波堤の内側では高さ2・6メートルにとどまった。しかし、ブロック同士の間にある
約30センチのすきまに強い力で水が流れたため、基礎の石が削られ、最終的には
ブロックの7割が倒壊した。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2011/04/03[09:12:59.07] +*+*
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