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東北の太平洋沿岸を襲った大津波の実態を調べる専門家の調査が、26日から始まり、
津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町では、海岸に押し寄せた津波の高さは
およそ16メートルに達していたことが分かりました。
国内の大学や研究機関で津波を研究している専門家のグループは、行方不明になっている人の
捜索や、避難所などで暮らす被災者の救援を優先するため、津波の現地調査を
控えてきましたが、26日から、青森から宮城にかけての海岸線などで本格的な
調査を始めました。このうち、独立行政法人・港湾空港技術研究所の研究グループは、
津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町で、被災後初めて、津波の高さや建物の
被害状況を調べました。その結果、海岸のそばにあった町営住宅で、4階建ての建物の
最上階まで津波が達していて、計測の結果、津波の高さは
およそ16メートルだったことが分かりました。また、公立病院や町役場などがある
町の中心部でも、広い範囲で12メートルから14メートルの高さの津波が
押し寄せていことが分かりました。海岸近くでは鉄筋コンクリート製の柱や壁が
津波で大きく壊れていて、4トントラックが時速30キロから40キロで衝突した状態に
匹敵する、1平方メートル当たり最大で40トンの圧力がかかったとみられるということです。
*+*+ NHKニュース 2011/03/27[06:45:47.19] +*+*
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