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農林水産省は23日、東日本大震災による津波で浸水した田畑が岩手、宮城、福島の
3県で約2万ヘクタールに達するとの調査をまとめた。阪神大震災での田畑の被害面積の
100倍の規模だ。農業を再開するには、海水がもたらした塩分を田畑から取り除くなどの
作業が必要で、今後の作付けに甚大な影響が出そうだ。
国土地理院が撮影した衛星写真や現地調査に基づき、農水省が分析した。内訳は岩手が
1800ヘクタール、宮城が1万3千ヘクタール、福島が5400ヘクタール。
仙台平野や北上川河口付近が広範囲に浸水した宮城の被害面積が最も広く、同県内の
田畑の9.5%を占める。青森や茨城などでも田畑の浸水は起きたが、今回の結果には
含まれていない。
今後の復旧作業について、農水省は23日の衆院農林水産委員会で「土の搬入、除塩、
排水対策など総合的な取り組みが必要。除塩にはかなり時間がかかる」と説明。
地盤沈下で排水が難しくなっている田畑もあり、塩分の濃度によっては対策に
1年以上かかる可能性もありそうだ。
一方、農水省が自治体から報告を受けてまとめた浸水や地震による農地の損壊は、
21日午後3時現在で、岩手、福島、茨城など10県(宮城県は含まず)で計590カ所。
取水施設やダム、水路など農業用施設の損壊も、東日本を中心に16県の5471カ所に
上っている。実態把握が進んでいない地域も多く、被害がさらに膨らむのは確実だ。
*+*+ asahi.com 2011/03/24[03:57:50.32] +*+*
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