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日本国民の不満を買った「計画停電」も同じだ。当初は東京電力社長が明らかにする予定だった。日本のメディアによれば
菅首相が「私が直接発表する」と固執し、予定より2時間遅れたという。以後国民の不便が大きくなるとすぐに状況は変わった。
混乱の責任を東京電力にかぶせたのだ。日本のメディアもにらみ始めた。「低い支持率を引き上げようと大地震を政治的
パフォーマンスに利用しているのではないか」と…。菅首相が大地震収拾のため2人の参謀を新しく起用したことも逆風を
浴びている。1人は阪神大地震の時に反政府ビラをばらまいた社会運動家出身で、もう1人は津波に備えた大型防波堤建設を
反対してきた人物だ。
じっと我慢していた日本国民もますます不便な様子だ。アマチュアリダーシップに対する不満もでてくるほかない。この記事を
書いている16日午後6時現在、日本の新聞のサイトには福島原子力発電所で仕事をしていた労働者らの現場証言が後を
絶たない。「大地震が起きると天井のパイプが落ち大量の水が漏れた」「すでに建物内部が深刻に破損した状態だ」…。
日本政府と東京電力経営陣が事態を過小評価して初動対応に失敗したのではないかとの疑いを買っている。もはや日本の
原子力発電所危機は最悪のシナリオまで排除できない追い詰められた状況だ。
このあたりで私たち自身を振り返ってみたいと思う。超大型危機がきても大丈夫だろうか。青瓦台(チョンワデ、大統領府)と
政府は強力なリーダーシップを発揮するだろうか。天下りや持ち回り人事の公企業は優れた危機管理能力を見せるだろうか。
韓国型原子力発電所の安全性より人から点検しなければならなくないだろうか。それでも私たちは信じる部分があって幸いだ。
李明博(イ・ミョンバク)大統領が「私は能力を見て人を使う」としているので…。
イ・チョルホ論説委員
2011.03.17 11:03:26
中央日報/中央日報日本語版
おわり