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2011年3月17日
市内全域で液状化現象による被害に見舞われた浦安市では、十六日も市民が自宅敷地から土砂をかき出す作業に追われた。
地震発生後、連日続く作業に市民の疲労の色も濃い。
埋め立て地の中町、新町地区を中心に、液状化現象で地中から噴き出した土砂が住宅地の庭や駐車場、車道を埋めた。
同市今川の野崎照子さん(63)は「敷地の至る所から土砂があふれ出し、庭が埋まってしまった」。玄関も開かない状態になった
という。夫と二人で庭や駐車場の土砂をバケツに入れ、自宅前に積み上げている。「毎日毎日、もうヘトヘト。砂ぼこりがひどいから
早く持っていってほしい」と悲鳴を上げる。
撤去した土砂は、市が委託した土木建築業者が、同市日の出にある市墓地公園の未造成地に運び込んでいる。
市社会福祉協議会は今回、初めて市災害ボランティアセンターを開設、十二日から市内全域で活動を開始した。十六日は
高校生、大学生を中心に五百人以上が市内全域で土砂の撤去作業や給水所の運営、高齢者への水の配給などを手伝った。
東京都江戸川区の都立高三年杉山佳祐さん(18)もボランティアに登録。被害に遭った家で土砂のかき出しに当たっていた。
「旧江戸川一本渡っただけで、こんなにひどい状況とは。市民の役に立ちたい」と話していた。
土砂を取り除いてもらった同市今川の主婦黒沢光子さん(68)は「七十五歳の夫と二人、もうほうっておこうかと言っていた。
すぐに来てくれて本当にありがたい」と感謝していた。
ソース(東京新聞) URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)