11/03/12 17:31:46.06
経済産業省原子力安全・保安院は12日、東日本大震災で自動停止し、冷却機
能を喪失していた東京電力福島第1原発1号機(福島県大熊町)の周辺で、放
射性物質のセシウムとヨウ素が検出されたと発表した。
セシウムとヨウ素は炉心のウラン燃料が核分裂してできる物質。保安院幹部は
燃料の一部が溶ける「炉心溶融」が起きたとの見方を明らかにした。1200
度以上に達し、燃料の被覆管が溶けたとみられる。炉心溶融は日本初だが、保
安院は半径10キロの避難指示範囲に変更はないとして、冷静な対応を求めて
いる。
東電は、原子炉格納容器内の圧力が高まり、容器が耐えられずに破損するのを
防ぐため、容器内の蒸気を外部に放出することに成功。懸念されていた圧力は
下がったとみられる。
福島第1原発の正門近くの放射線量は、12日午後1時40分から同2時半ま
での間に、約2倍に上昇。格納容器内にあった放射性物質を含む蒸気が周辺に
放出されたためとみられる。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)