11/03/12 08:03:37.11
菅直人首相は12日朝、東日本大震災の被害状況を把握するため、ヘリコプターで官邸を出発し、緊急炉心冷却装置に
異常が生じた東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)近くのヘリポートに到着した。同原発関係者から説明
を受け、津波の被害が大きい福島、宮城両県の海岸部も上空から視察する。
これに先立ち首相は官邸で記者団に対し、原発視察について「現地で責任者と話をし、状況を把握したい」と述べた。
政府は平野達男内閣府副大臣を団長とする調査団を岩手県に派遣。官邸に閣僚を集め、午前8時半から緊急災害対策
本部と原子力災害対策本部の会合を開催。広範囲に及んだとみられる被害の全容把握と被災者の救援に全力を挙げる
とともに、各地で寸断された交通機関、ライフラインの復旧も急ぐ。
現地で救援活動に当たっている陸海空自衛隊の災害派遣部隊、警察広域緊急援助隊などに加え、物資の提供、輸送を
中心に在日米軍の協力に向け調整を加速する。
インフラ復旧と被災者の生活再建のため、予備費の支出、補正予算編成による財政支援策の検討にも着手。被災状況
を踏まえ、4月の統一地方選を延期するかどうかの判断も詰める。
▽日経新聞(2011/3/12 7:47)
URLリンク(www.nikkei.com)