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(>>1のつづき)
■SBS記者「手紙は必ず報道しなければと考えた」
チャンさんの「手紙」の内容が報道されて以降、韓国の世論は事件の真相解明を求める声が高まっている。
ツイッターには、「彼女(チャンさん)は搾取されて蹂躙されたんだ」「ジャヨンは誰に復讐したいんだろうか」
など、投稿が絶えない。
また手紙には、接待にかかわった人数が31人で、相手の職業まで書かれていたと報じられたため、ネットでは
「犯人探し」のように、証拠がないままに具体的な企業名や氏名まで飛びかっている。
ツイッターでは、「すぐに警察は、聖域なしに再捜査する必要がある」との声もあった。
SBSによると、韓国の女性4団体が3月7日に記者会見を開き、チャンさんが09年に亡くなったときに徹底捜査を
求めたにもかかわらずそうしなかったと警察を非難。
そのうえで、今回の「手紙」の発見をきっかけに再捜査と「性接待」の実態究明、関係者の処罰を求めた。
韓国の主要紙「朝鮮日報」によると、韓国の李貴男法相はチャンさんの自筆の手紙を入手、検討したうえで再捜査を
開始するかどうか決めると述べたという。
SBS(電子版)は3月8日、「誰がジャヨンを殺したのか」という記事を掲載。
この件を担当してきた記者は、「チャンさんの手紙は、必ず報道しなければならないと考えていました」として、
所属事務所の元代表や接待を受けたといわれる人たちを糾弾。
「一人の若者の夢と魂を踏みにじりながら、罪悪感さえ感じない『悪魔たち』は、チャンさんの死に対する責任を
とるべきだ」と厳しく断じている。
(おわり)