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大阪地裁で行われた裁判員裁判で、大阪地検が360度全方位の風景画像を連続して映し出す最先端の
IT技術を全国に先駆けて導入し、立証に使い始めたことが5日、分かった。
裁判員に分かりやすい裁判に向け検察、弁護側が工夫を凝らす中、ビジュアル立証をより進化させる
“新兵器”として注目を集めそうだ。
全方位の画像が使われたのは、大阪市西淀川区の路上で平成21年3月、拳銃を発砲し知人男性に重傷を
負わせたとして殺人未遂などの罪に問われている元暴力団幹部、梶原隆志被告(47)の公判。
検察側は2月21日に開かれた初公判での証拠調べで、銀行やマンション、病院が周囲に密集する現場の
画像を水平方向に360度回しながらモニターに映し出した。
この技術はITソフト関連会社「インフォマティクス」(川崎市)が開発。
市販のデジタルカメラのレンズの先に特殊なおわん型の鏡をつけて真上に向け1回撮影すると、鏡に映った
映像のゆがみをパソコンソフトで補正して、全方位の画像に変換する仕組み。
インターネット上の地図で街並みの画像を提供する米グーグル社の「ストリートビュー」に似た画像になる。
地検が昨年春に約50万円で購入し、今回初めて使用したが、今後は見通しの悪い道路上の交通事故で
危険運転を立証する場合などにも役立つとみられる。
今回の公判を担当した検察官は取材に対し「この画像を使えば、現場周囲の位置関係や距離感をつかみやすく、
ここで拳銃を発砲するのがどれだけ危険か、裁判員に伝えやすいと考えた」と話している。
▼MSN産経ニュース [2011.3.5 14:11]
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