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車の燃費表示にご注意=4月から新旧基準が混在
時事通信 2月19日14時26分配信
4月以降にモデルチェンジする自動車に、国土交通省の新たな基準で計測した燃費性能の表示が
義務付けられる。現行基準に比べると実際の走行時の燃費に近いとされ、昨年以降に発売された
車の大半は既に両方の数値を表示済み。だが、発売時期の古い車では新基準で計測していない
場合もある。車選びの重要なポイントであるにもかかわらず、新旧で異なる燃費表示が当面混在する
見通しで、消費者は慎重な確認が必要となる。
新基準の燃費は、細かく加速や減速を行って測定するのが特徴。国交省は「現行基準に比べて
数値が1割程度低くなる」としているが、車種によって変動幅が異なるため、燃費表示での優劣にも
影響する。例えば、現行基準ではトヨタ自動車の「ヴィッツ」がガソリン1リットル当たり26.5キロと
日産自動車の「マーチ」の26.0キロをリードするが、新基準では逆転する。
国交省は「現行基準での表示も禁止しない」としており、カタログには当面、新旧の燃費値が併記
されるとみられる。一方、テレビCMやチラシでPRする燃費値にどちらを使うかは、メーカー各社の
悩みどころだ。ダイハツ工業は昨年12月に発売した軽自動車のCMで現行基準の燃費「27キロ」
を前面に押し出しているが、「4月以降の宣伝方法は検討中」という。
▽時事通信
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