11/01/22 11:21:04
江戸時代の浮世絵師・喜多川歌麿の傑作とされる肉筆画3点「雪」「月」「花」のうち「品川の月」
(縦約2メートル、横約3・5メートル)の複製画を、栃木市が制作することが決まった。
原作は所有する米国の美術館以外で公開されておらず、同館が初めて原寸大の複製画を許可。
日本国内では絶版になる画集もあるなど見る機会は少なく、関係者は行方不明のままの「雪」発見の
機運盛り上げにもつなげたい考え。
江戸の遊郭を極彩色で描いた「雪」「月」「花」は、代表作の一つで、「品川の月」「吉原の花」「深川の雪」の
3枚1組の作品。1879年に同市旭町の定願寺で開かれた「書画骨董盆栽展」に出展された記録が残り、
地元の豪商が制作を依頼して描かれたという説がある。
「月」は、明治時代にパリで競売に掛けられ、米国の実業家が購入し、現在、米国ワシントンのフリーア美術館が所有。
「花」は同じく米国内の美術館が所蔵しているが、「雪」だけは所在不明だ。
歌麿の肉筆画は栃木市で、2007年から昨年にかけて計3点が発見。庁内には歌麿の調査研究を行う
プロジェクトチームが発足している。デジタル画像で、文化財保護に取り組むNPO法人「京都文化協会」の
活動を知った同市が、「月」の複製を相談。協会とフリーア美術館の協力で、1点限りという条件で、原寸大の
複製画づくりの承諾が出た。
ソース:
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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