11/01/06 10:48:23
【新境地を生きる2011】(5完)林業女子会@京都
■京大大学院修士課程1年・岩井有加さん(23)
「衰退が著しい日本の林業を変えるには、今までなかった『女子目線』が必要だと思うんです」
淡々と話す様子からは、“パイオニア”に位置づけられるべき気負いがまったく感じられない。
屈強な男性が山で黙々と木を切るという、林業のイメージからは最も縁遠い、都会の女子が集まる
「林業女子会@京都」を昨年7月に立ち上げ、代表を務める。
平均年齢20代のメンバーは京都の女子大生を中心に、建築士や会社役員なども含めて約30人。
アウトドアを楽しむ「山ガール」や、おしゃれ重視の「森ガール」が人気だが、「大木を切ったり、
急斜面を登ったり、現場は体力勝負」と、明らかに一線を画す。
昨年11月に開催した京都府南丹市での「伐採体験会」。メンバーはヘルメットや地下足袋、
つなぎ姿で山に入り、のこぎりを使って手入れした。一方で今年2月にはフリーペーパーを発刊し、
薪ストーブを置くカフェなどを女性向けに紹介するという。
「家の柱や家具、読んでいる雑誌の紙だって、森からいただいた恵み。都会の女子的生活にも林業は
なくてはならない。だから、あえて女子をターゲットにしてみたんです」
大学では森林科学を専攻。京都で活動する男女混成の林業サークルにも所属したことがあるが、
女子会結成はツイッターでのつぶやきがきっかけだった。
《農業に興味のある若い女性が「農(ノ)ギャル」と呼ばれて注目されるんだから、林業に若い子が
いてもいいんじゃない?》
反響は大きく、賛同した若い女性と意気投合し、つぶやきはわずか2カ月で形になった。
(>>2以降に続く)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
「暮らしの中で林業を応援したい」と語る岩井有加さん
URLリンク(amd.c.yimg.jp)