10/12/27 20:52:39
菅直人首相が打診した連立政権への参加を、たちあがれ日本が正式に見送る方針を決定したことで、
政府与党との連携に踏み切る野党勢力は皆無となった。確たる方針も見込みもないまま、思いつきの
ように、次々に連携を持ちかける闇雲な「戦略性のなさ」が招いた結果ともいえる。ねじれ国会を乗り
切るための有効な「一手」は見あたらず、来年1月の通常国会召集を目前に控え、菅政権は末期的
状態に陥っている。
「社民党に声をかけ、たちあがれに声をかけるというのは、精神錯乱というか、何を考えているのか。
数さえあえばいいという、かなり末期的な状況だ」
たちあがれへの連立打診について聞かれた自民党の石破茂政調会長は27日の記者会見で、
うんざりした表情で批判した。改憲をかかげるたちあがれと、護憲の社民党に時間をあけずに
声をかければ双方から不審がられるのは当然だからだ。
だが、たちあがれに連立を打診していたことが明らかになった24日夜も、政府高官は慌てるどころか
「世の中なるようにしかならないから。あまり心配してくれなくていい」と言い放っていた。26日も
たちあがれが連立に参加することを念頭に「乗り遅れまいとする心理が(野党各党に)生まれる。
ひょうたんから駒ということもある」との見通しを示していた。
こうした見通しの甘さが見透かされてか、たちあがれは「民主党政権を円滑に運営するための
補完勢力にされる」(平沼赳夫たちあがれ日本代表)と拒否に転じた。
(>>2以降に続く)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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