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中国の胡錦濤政権が民主活動家、劉暁波氏や妻・劉霞さんのノーベル平和賞授賞式出席を
許さなかったのは、同賞の権威を否定し、共産党独裁を守る決意を宣言した行為だ。
歴史的功績を誇示する党創設90周年を来年7月に控え、胡政権は、国内の統制や
監視を一段と強め、力で「安定」を維持する構えだ。
北京では10日、劉氏の平和賞受賞に合わせ、地方役人の汚職や不正に憤る多数の直訴者が
抗議行動を計画していた。しかし、公安当局が事前に察知して阻止。欧米諸国の
大使館周辺でも警戒態勢をとり、突発的な抗議行動を警戒した。
当局は劉霞さんを軟禁している北京の自宅前でも私服警官を配置し、取材を妨害。
各地では支援者ら100人以上が監視対象となっている模様だ。インターネットでは、
劉氏や平和賞批判ばかりがあふれている。
中国筋によると、「党指導部は劉氏受賞に対する評価を『中国の体制転覆を謀る西側の陰謀だ』
と決めた」という。「中国から一人も授賞式に出席させない」という政権の姿勢は、
受賞反対で国内が一致しているとアピールするためという。
党の念頭にあるのは、情報公開から始まった1991年のソ連崩壊だ。「党内では
『同様の失敗を繰り返してはならない』という危機感を共有している」(中国筋)という。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2010/12/11[10:02:43] +*+*
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