10/11/18 21:13:45
フィンランドの自治州オーランド(Aaland)島マリエハムン(Mariehamn)で17日、同島沖のバルト海(Baltic Sea)の
海底から引き揚げられた約200年前のシャンパンの栓が抜かれ、試飲会が行われた。
このシャンパンは、ことし7月にバルト海底で発見された難破した帆船の積み荷だったもの。帆船は1825年~
1830年ごろのもので、地元の博物館主は、おそらく世界最古のシャンパンではないかとみている。
見つかった168本のうち、3~4本がヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)であることが確認され、この日はヴーヴ・
クリコと、現在は製造されていないジュグラー(Juglar)の計2本のボトルが開けられた。
列をつくった報道陣やワイン愛好家らが手にしたグラスに、シャンパンが次々と注がれていくと、ワインの芳香
というよりは、鼻をつまみたくなるほど強烈なチーズのような香りが数メートル先まで漂った。専門家の
テイスティング結果は、ジュグラーは「とても特徴があり力強い、マッシュルームの香り」、ヴーヴ・クリコは
「シャルドネに似ていて、シナノキの花とライムの皮の香り」がするというもの。
自治州政府のブリット・ルンドベリィ(Britt Lundberg)副首相によると、発見されたシャンパンは銘柄別に1本ずつ
競売にかけられる予定だ。専門家の試算では1本あたりの予想落札価格は10万ユーロ(約830万円)程度という。
残ったシャンパンは、若いビンテージ物とブレンドして販売するという。
ソース
URLリンク(www.afpbb.com)