10/11/11 08:12:17
神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催中のアジア太平洋経済協力会議(APEC)は10日から閣僚会議が
始まり、大詰めとなる13、14日の首脳会議に向けて緊張は最高潮となっている。全国から集まった
2万1000人の機動隊員や警察官で周辺は男祭りの様相に。同県内のホテルは「特需だ!」とウハウハだが、
集客がダウンした風俗業界では「早く終わってほしい」との悲鳴が…。厳戒の街を歩いてみた。
パシフィコ横浜最寄りの横浜高速鉄道みなとみらい駅は、開催期間中も通常通り乗降できる。駅周辺は熊本
県警の面々が警備を担当。9日午後は地上に出て、会場と国際大通りを隔てた歩道まで足を踏み入れることが
できた。会場は高さ3メートルの鋼板で囲われ、テロリストを寄せ付けない構造となっている。
会場近辺は北海道警が警備。近くの空き地には100台以上のパトカーや白バイといった警察車両がズラリと
並ぶ。
門番の私服警官に写真を撮っていいか尋ねると「僕はよそ(県外)から来たから。そもそもだれに権限があるか
わからない。見てなかったことにするから手早く撮って」と警備網が巨大すぎて統率が取れていない模様だ。
会場に通じるけやき通りには栃木県警の制服警官の大群が…。ネルシャツにチノパンなど微妙なファッション
センスの私服警官も日陰に2人1組でたむろする。“不審”な男性カップルだらけでどこかのハッテン場みたいな
雰囲気だ。
一方、ホテル業界と仕出し会社は特需に沸いている。
「警察官は最大2万1000人体制で少なくとも1日2食は弁当を出す。仕出し業者は13、14社と契約している。
地方の応援部隊は横浜市内のビジネスホテルだけでは埋まりきらず、遠くは海開きで有名な大磯町のホテルや
小田原の方まで宿泊している」と神奈川県警幹部。期間中は猛烈にもうかりそうだ。
ただ、みなとみらいに近い繁華街、野毛の小料理店主は「全然、お客は増えない。警察官も忙しいのか遊びに
きてくれないねぇ」と嘆き節。
近くの歓楽街、福富町のソープランドの店員は「お客はむしろ減った。緊張する雰囲気ではヤル気にならない
みたい。そもそも、人通りが少ないのが困ったところ」と肩を落とす。
確かに、福富町上空まで県警のヘリがホバリングしてテロリストを警戒。“エロリスト”たちは身に覚えがなくとも
萎える要因になりそうだ。
前出の県警幹部は「不法滞在の外国人が経営する店にやってくる不法滞在の外国人など、警察に顔向け
できない連中がなりを潜めているので繁華街の人出が減っている。統計には出ていないが、横浜地域は
空き巣やひったくりが減少し、厚木など県内西域に被害が移る兆候が出始めている」と、厳戒態勢は広域の
治安情勢も変化させている。
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