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産経新聞 9月5日(日)23時42分配信
■議事録、メンバーなお非公開
朝鮮学校への高校授業料無償化適用に関し、非公開の専門家会議で検討し「密室審議」と批判を浴びた文部科学省が、
会議の報告書がまとまった後もメンバーや議事録を非公開にしていることに、自治体や識者らから疑問の声が出ている。
関係者からは「本当に専門家会議は存在したのか?」という皮肉すら出ている。
無償化適用について早期の結論を断念した文科省。
8月31日に判断基準だけ盛り込んだ専門家会議の報告書を公表したが、
議事の概要などについては鈴木寛文部科学副大臣が
「すべての作業が終わったところで話そうと思う」と公表先送りを宣言した。
「審議の途中か、終わった後で公表する」としてきたこれまでの説明を一変させた形で、
省内からも「矛盾しているといわれても仕方ない」と声が出た。
9月1日には、県内に朝鮮学校を抱える福岡県が
「手続きの正当性、透明性に疑義がある。国民の理解を深めないと現場で混乱する」と、
公表を求める要望書を文科省に提出する事態にもなった。
専門家会議のメンバーは、就任に尻込みする学識経験者が多い中、
文科省が頼み込んで就任してもらった人ばかり。
同省幹部は「議事や名前を公開し、迷惑がかかったらいけない」と話す。
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