10/09/01 20:20:55
旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器を日本政府が廃棄処理するための移動式処理施設が江蘇省南京市に完成し、
1日、日中両国と化学兵器禁止機関(OPCW)の関係者が出席して廃棄事業の開始式典が行われた。
各地で遺棄化学兵器の発掘、回収作業が行われているが、廃棄処理は初めて。
施設は10月にも本格稼働する。
対象は、化学兵器禁止条約に基づき2000年以降、中国で発掘、回収した遺棄化学兵器計4万8000発のうち、
南京周辺で回収、保管されている計3万7000発。
施設は化学兵器を爆破処理容器内で爆破させ、無害化する。
中国に遺棄された化学兵器の数量は不明だが、吉林省ハルバ嶺では推定30万~40万発が未発掘のまま残っている。
条約に基づく廃棄期限は12年4月だが、作業は大幅に遅れている。
今後、ハルバ嶺、河北省石家荘にも処理施設を設置する。
式典で平岡秀夫・副内閣相は「発掘、回収から廃棄という新たな段階を迎えた」とあいさつ。
中国外務省の張志軍外務次官は
「日本の遺棄化学兵器は日本の軍国主義が中国を侵略した際に犯した重大な罪の一つ」として早期の廃棄処理を要請した。
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